本当の贅沢にはお金は要らない…?大人の時間の使い方

時間がアッと言う間に過ぎて行く日々、年を取るとこんなものかなと思う一方で、これじゃダメだよなという焦りにも似た気持ちがあります。そこで何か非日常的な事をして、この単調な時間の流れに変化をつけようと思いました。とは言ってもお金は有りません。ブランド品を買ったり、豪華な食事に行ったりする贅沢は無理です。そこで日々足りない「時間」、この貴重な「時間」を贅沢に使ってみようかと考えました。

以前から一度行ってみたいと思っていた場所が有ります。そこには世界最大級のスピーカーが有り、オーディオ好きの私には興味深い場所です。ですが、往復500キロは有るのでそれだけの為には行けませんでした。ですが今回はあえて、それだけの為に行きます。

早朝、愛車で家を出ます。国道を3時間程走ると、自動車専用道路に入ります。まだ出来て何年も経っていないこの道、私の古いカーナビには途中までしか有りません。途中からずっと山の上を飛んでいます。ナビを見ていると突然道が切れて落下してしまいそうな錯覚に陥りますが、頑張ってアクセルを踏み込みなす。それを過ぎると次に現れたのは断崖絶壁のアップダウンです。天気は快晴、崖下は凪いだ海です。太陽が水面に反射してキラキラ光り、優しい海風が吹いて来ます。ここはエアコンもオーディオも切って全ての窓を全開にして海風を楽しみます。気持ち良い、最高です、来て良かった。その状態で30分程走り現地に到着。

世界大級のスピーカーと言っても巨大な和太鼓のようなものでは有りません。オールホーンスピーカーと言って、スイスのアルペンホルンを真っすぐに延ばしたような形。オーディオルームに出ているのはほんの一部の頭の部分で、残りの殆どの部分は尻尾専用の部屋に納まっています。この尻尾の部屋、10畳間位でしょうか。この手のスピーカーは一般住宅での設置は無理と言われる所以です。音はボンとかズンという感じではなく、どちらかというとガンとかバンという感じ、予想とは違いましたがこれがリアルな音なのですね。貴重な体験です。

今日はレコードコンサートの無い日という事で、コンサートホール入室まで1時間待って、視聴は5分だけ。そして車に乗っていた時間が往復10時間。たった5分の目的を達成するために、11時間の時間を惜しまない。大人の贅沢です。
記事の投稿日:2016年9月15日

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