「あらしのよるに」アニメDVDを観たレビュー

先日、「あらしのよるに」というDVDを借りてみましたのでそのレビューです。[星:★★★★★]※思いっきりネタバレを含みますので、これから見ようと思っている見てない人は見ないで下さい。

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狼と山羊、食物連鎖の上下関係の中の友情(?)の話。 マヌケな喋り口の狼が良い。狼の葛藤が良い。とにかく狼が好感持てます。 ストーリー自体は王道的な流れで、予想を大きく裏切られることもなく逆にすんなり浸れる感じ。

あえてなのかどうか♂と♀のつがいでないのが逆に新鮮味がありました。 正直、噂で狼と山羊に芽生えた愛の話とあったので♂♀を想像していたけど、これがうまいこと裏切られたおかげで新鮮な気持ちで見れたと思います。 男女間での上下関係(生まれ育ちとか)で芽生える愛をテーマにした話は一杯あるし、これが意外と良いエッセンスになっていたと思います。映画の中では友情というよりむしろ愛情に近い仕草・台詞を多く感じました。が、♂♀だとストレートだけど♂同士なので微妙な間を感じて、よくある話に不思議な空間ができていたと思います。

また、絵のタッチが微妙。特に狼の妙に卑しい目つき、黒と白のはざまのぼかしぐあいが妙に良いです。あとガブ(狼)が追っ手に立ち向かうシーンでの声がリアルになるシーンも良い。現実的なところと、妙におとぎ話のようなまったりした空気が共存していて、この対照がより良い雰囲気を感じさせてくれたかもしれません。

映画の中で2,3度このまま終わっても…というようなシーンがありましたが、原作は好評につき書き足しみたいな形をとっていたらしく、映画版でさらに最後のシーン(おそらくガブが記憶喪失になっていてのとこと思う)が付け足されたみたい。とりあえずどっぷり感情移入して見ていたのでハッピーエンドになって「良かった良かった」だったけど、最後のとこは無理があったかもね。子供をターゲットにするにはアンハッピーエンドは厳しかったのかもしれないし。それでもそれでも「あらしのよるに」で記憶がもどるガブには潤とくるものを感じました。

んで満点かどうか微妙か迷っていると、エンディングテーマが ちょうど今大好きな aiko だったので迷わず満点にしました。タイミングは大事ですよね。 気に入った映画は、褒めるとこがいくらでも出てくるので、これぐらいで打ち切ります。
記事の投稿日:2016年9月15日

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